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この見積書って
どうなの?
キッチンの交換と内装の張り替えを総予算500万円で考えているAさん。どんなプランがいくらでできるのか、見積もりをとってみました。約1週間後、提出されたのは右の2枚の書類。このまま工事を依頼してもだいじょうぶ?
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ほかにもこんな注意Point |
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設備機器交換のみの小規模な工事でも、使う商品の品番や契約金額のわかる書類を必ずもらいましょう。口約束は必ずトラブルになります。 |
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設備機器の変更、間取りの微調整など、プラン内容に変更があった場合は、追加金額などを明記した書類を日付を入れてもらっておくことが大切です。 |
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間取り変更や増築の場合、図面も提出されるのが一般的です。口頭での説明だけでは誤解が生じますから、見積もり時に図面をもらいましょう。 |
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このような信じられない見積書。これよりもっとひどい紙切れ一枚の
見積書兼契約書を、実際にリフォームで失敗されたお客さんから
見せてもらったことがあります。最終的に、自分と財産を守るのは
自分しかいません。@〜Eにあるポイントにひとつでも該当する
ような場合は、はっきり工事を断わった方が安全かもしれません。
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消費税込み?
合計金額を確認 |
Aさんが伝えた予算は500万円。提示された見積金額は、その予算と同額になっています。不安なのは「消費税込み」「消費税別途」などの表示がないため合計金額が曖昧な点。高額リフォームになればなるほど消費税も大きな出費。合計金額を確認するようにしましょう。
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いつ、いくら支払うか
わからなければ不安。 |
代金の支払い条件が記載されていません。リフォーム代金を数回に分けて支払う場合、いついくら払うのかがはっきりしなければ、資金計画も立てにくくなります。支払い条件は、リフォーム会社ごとに違っていますので、見積もり段階で確認しておきましょう。
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別途工事の目安を
説明してもらおう |
壁や床を解体してはじめてわかる不具合は、見積もり段階では明確な金額が出せないのが普通。とはいえ、数十万円もかかるような補強・補修工事になれば、資金計画そのものの見直しが必要になります。だいたいの目安を教えてもらうと安心です。
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使用する材料や品番が
これでは不明・・・ |
どんなキッチンと交換になるか、内装材はなにを使うのか、どんな工事をするのかが記載されていません。商品のグレードや品質によって金額はぜんぜん違います。これでは見積もりをとる意味がありません。それぞれの工事について、品番や型番、定価金額がわかるような明細を提示してもらいましょう。
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「一式」だけの
見積書には要注意! |
「キッチン工事」と「内装張り替え」には分けてありますが、「一式」でまとめられているため、設備機器や内装材の価格や施工費が不明。これでは、この見積もり金額が妥当なものなのかを判断することもできません。
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「見積書」「明細書」
の記載金額が違う! |
「見積書」では500万円となっていた工事費が、「工事明細書」では25万円の消費税が加算され、合計金額が525万円になっています。このように書類によって内容が違うなどのミスは、金額の多少にかかわらず確認しておくことがトラブルを防ぐためにも必要です。 |
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